宅建登録実務講習とは
宅建登録実務講習とは、宅地建物取引士の資格登録に必要な講習です。宅地建物取引士として正式に資格登録をするためには、宅建試験合格の他に2年以上の実務経験が必須とされています。
宅地または建物の取引に関する実務業務が2年未満の場合は、宅建試験に合格した後に登録実務講習を受講する必要があります。
要するに、宅地登録実務講習の修了が「実務経験2年の代わり」となるのです。講習を受講し、講習日の最終1時間で実施する修了試験に合格し修了証を受け取ることで資格登録ができ、宅地建物取引士証の交付を受けられます。
宅建登録実務講習の受講資格
- 宅建士試験を合格されている方で都道府県登録を希望ている方
- 宅建業における実務経験が2年未満の方
※都道府県登録を受けた後でなければ宅地建物取引士証の交付申請をすることはできません。
宅建登録実務講習の内容
- 取引士制度に関する科目
- 取引士制度の概要
- 取引士の役割及び義務
- 宅地又は建物の取引実務に関する科目
- 受付、物件調査及び価格査定の実務に関する事項
- 媒介契約に関する事項
- 宅地又は建物の取引に係る広告に関する事項
- 宅地又は建物の取引条件の交渉に関する事項
- 法第三十五条第一項及び第二項の書面の作成に関する事項
- 宅地又は建物の取引に係る契約の締結に関する事項
- 宅地又は建物の取引に係る契約の履行に関する事項
- 宅地又は建物の取引に係る資金計画及び税務に関する事項
- 紛争の防止に関する事項
宅建登録実務講習のカリキュラム
- 概ね1ヶ月間の「通信講習(自宅学習)」
宅地建物取引業務に関する実用的な知識を習得していただきます。知識の定着・習得の確認には、各テキストを活用してください。 - 速習1日コース・2日間コースの「スクーリング」
スクーリング(講習)はすべて各会場での生講義となっており、講習日の最終1時間で修了試験を行います。